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制限改定(2022-10-28)ふわんだりぃず・相剣・烙印デスピアが微弱体化

規制概要

10月28日に適用される新制限では第10期ランク戦で活躍したトップメタふわんだりぃず烙印デスピア相剣に規制が入り、また過去のトップメタテーマにも緩和が実施されました。第11期ランク戦から本格的に新制限での環境に突入します。

ただ影響の範囲は広いもののそれぞれのテーマの中核部分はノータッチといった感じになっており、第11期ランク戦も勢力図は基本的に第10期ランク戦から変動なし、ということになるでしょう。

第10期ランク戦トップメタの規制

まず、烙印デスピアから烙印開幕が準制限に指定されました。

魔法
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分の手札を1枚選んで捨てる。その後、デッキから「デスピア」モンスター1体を手札に加えるか守備表示で特殊召喚する。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。②:自分フィールドの融合モンスターが効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。

烙印開幕はデッキからデスピアモンスターをサーチまたは特殊召喚できる速攻魔法で烙印デスピアの初動である烙印融合をサーチできるデスピアの導化アルベルをサーチできる点で有用です。しかし手札を1枚捨てる必要がある点が融合テーマ烙印デスピアには若干重くもともと3枚採用しないデッキもよく見かけられました。そのため烙印デスピアはあまり大きな影響なく運用されると思われます。

ふわんだりぃずからはふわんだりぃずと謎の地図が準制限になります。

フィールド魔法
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分メインフェイズに発動できる。手札からレベル1の「ふわんだりぃず」モンスター1体を相手に見せ、見せたモンスターとはカード名が異なる「ふわんだりぃず」カード1枚をデッキから除外する。その後、見せたモンスターを召喚する。②:相手がモンスターの召喚に成功した場合に発動できる。自分は「ふわんだりぃず」モンスター1体を召喚する。

通常召喚を繰り返すふわんだりぃずでは召喚権を増やす、特に相手ターンに通常召喚を行えるようになるふわんだりぃずと謎の地図はアドバンテージを稼ぐ意味でも妨害を仕掛ける意味でも大きなメリットのあるカードになります。

ただコズミック・オーシャンで登場したふわんだりぃずと旅じたくでサーチでき、またふわんだりぃずと謎の地図はあればかなり多くのアドバンテージを稼げるもののなくても烈風の結界像でロックしたり烈風帝ライザーで場を荒らすといった基本的な動きは依然実行できます。若干痛手となる改定ではありますが、ふわんだりぃずの環境での存在感は変わらないかと思われます。

相剣からは相剣軍師-龍淵が準制限に規制されました。相剣は環境クラスではあるもののトップメタという感じでもなかったのでこのタイミングで調整が施されたのは意外です。

モンスター
星6
[幻竜族/効果]
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカード以外の手札の「相剣」カード1枚または幻竜族モンスター1体を捨てて発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、自分フィールドに「相剣トークン」(幻竜族・チューナー・水・星4・攻/守0)1体を特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したトークンが存在する限り、自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。②:このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。相手に1200ダメージを与える。

相剣軍師-龍淵は手札コストと引き換えに自身とチューナートークンを特殊召喚して即座にレベル10シンクロモンスターを特殊召喚できる、相剣デッキ展開の要です。もともと龍相剣現相剣大師-赤霄からサーチする展開ルートが確立していたので、準制限になって素引きできる確率が下がってもあまり影響はありません。

過去トップメタに緩和も大勢に影響なしか

過去のトップメタテーマ4つが若干の制限緩和を受けました。

ただそれぞれ安定性は向上しますがそれぞれ問題が解決していないので環境への影響は小さそうです。

プランキッズではプランキッズ・ミューの制限が続いておりかなり厳しい状態が変わりません。また、墓穴の指名者灰流うらら増殖するGといった汎用カードに弱い弱点を克服するために組んだ勇者も規制が続いているので逆風が吹いたままになっています。

幻影騎士団では持ち前の展開力を活かしてもともとNo.86 H-C ロンゴミアントNo.75 惑乱のゴシップ・シャドーで素材を増やして耐性持ちの状態で相手の召喚・特殊召喚を完全に封じるコンボが主流でした。幻影騎士団ティアースケイル緩和は展開の安定性には向上しますが、着地点のNo.75 惑乱のゴシップ・シャドーが禁止になっているため以前ほどの制圧はできません。

電脳堺は展開力を活かして真竜皇V.F.D.で蓋をするパターンがお決まりでしたが、真竜皇V.F.D.が禁止なので展開力が増しても活かせる制圧の着地点が見つかっていない状態です。