相剣はチューナー扱いのトークンを生成してシンクロ召喚を行う幻竜族テーマです。特にレベル8とレベル10のシンクロ召喚を行いやすく、相剣シンクロモンスターのほかにも制圧力のあるフルール・ド・バロネスなど強力なモンスターも簡単に展開することができます。
チューナー扱いのトークンを生成
相剣はチューナー扱いの星4トークンを特殊召喚する効果をつかってシンクロ素材一式を揃えて強力なシンクロモンスターを展開するテーマです。チューナートークンを生成できるシンクロ素材モンスターには、シンクロ素材になった時に墓地で発動する効果もあり、
代表的なモンスターは以下の通りです。
星 | トークン生成の条件 | シンクロ素材になったときの効果 | |
---|---|---|---|
相剣師-莫邪 | 4 | 召喚・特殊召喚時に手札の「相剣」カード1枚または幻竜族モンスター1体を相手に見せる | 1枚ドロー |
相剣師-泰阿 | 4 | 墓地から「相剣」カード1枚または幻竜族モンスター1体を除外 | デッキから「相剣」カード1枚または幻竜族モンスター1体を墓地に送る |
相剣軍師-龍淵 | 6 | 墓地から「相剣」カード1枚または幻竜族モンスター1体をすてて手札から特殊召喚した後 | 相手に1200ダメージ |
特に相剣師-莫邪はトークン生成の条件も手札からカードを見せるだけというコストとは言えないような軽い条件でトークンを生成し、シンクロ後も即座にドローでアドバンテージを回復できるため非常に優秀な素材と言えます。
実際に相剣師-莫邪は相剣展開ルートの初動であり、相剣師-莫邪を引き込むためのサーチカードが非常に重要になります。
なお、上の3種類のモンスターのほかにも相剣暗転が除外されたときの効果のような方法でチューナートークンを生成することもできます。覚えておくと展開途中でエフェクト・ヴェーラーや無限泡影などの妨害が入ってトークンが足りなくなってしまった場合の打開策になります。
シンクロモンスター
相剣大師-赤霄
相剣大師-赤霄はシンクロ召喚に成功したときに相剣カードをサーチする効果と、墓地の相剣カードを除外して場のモンスター1体の効果を無効にする妨害効果を持っている優秀な星8シンクロモンスターです。相剣師-莫邪または相剣師-泰阿と生成したトークンだけで特殊召喚することができます。
フルール・ド・バロネス
フルール・ド・バロネスは毎ターン場のカードを破壊する強力な除去効果と、効果の発動を1度だけ無効にできる妨害効果を持った星10シンクロモンスターです。相剣テーマのカードではありませんが、問題なくシンクロ召喚することができます。
相剣大公-承影
相剣大公-承影は墓地のカードを除外することで破壊を免れる破壊耐性とカードが除外されると相手の場と墓地から1枚ずつカードを除外する強力な除去能力を兼ね備えた星10シンクロモンスターです。
相手の場を除外する効果がカードが除外されたときにしか発動できな都合上、積極的に妨害するという用途で使うのは難しいのがネックですが、それでも墓地のカードを除外すると破壊を回避できる破壊耐性持ち、しかも破壊しようとするとカードを除外したときの除外効果を使われてしまうというのは非常に対応に困ります。
相剣大邪-七星龍淵
相剣大邪-七星龍淵はややトリッキーな除去とバーン効果を組み合わせた効果をもつ星10シンクロモンスターです。
- 相手が魔法罠を発動したときにそれを除外して1200ダメージ
- 相手がモンスターを特殊召喚したとき、特殊召喚したモンスターから1体選んで除外して1200ポイントのダメージ
魔法罠を除外してバーンは、(永続魔法やフィールド魔法なら妨害にも使用できますが)どうしても効果まで無効にできないためやや使い勝手の悪い効果となっています。反面、特殊召喚されたモンスターを除去する効果は強力でうまくタイミングを見計らって発動すれば相当な損害を与えることができます。
また相剣大邪-七星龍淵がいる状態で幻竜族のシンクロ召喚に成功するとカードを1枚ドローする効果をもっています。現実問題として後述の展開ルートでは星10のシンクロ召喚がゴールになるので、この効果はなかなか活用できません。先に星10を出せる場合には狙ってみるとシンクロ召喚で失ったアドバンテージを急速に回復できます。
展開ルート
相剣師-莫邪または、相剣師-莫邪をサーチできる白の聖女エクレシアを初動にして最終的に相剣大師-赤霄と星10シンクロモンスターを並べるルートです。星10シンクロモンスターは何でもいいのですが、相剣大邪-七星龍淵ではやや力不足なので、相手のカードを除去・妨害できるフルール・ド・バロネスか破壊耐性のある相剣大公-承影を相手のデッキタイプによって選ぶことになります。
- 相剣師-莫邪の通常召喚、または白の聖女エクレシアでデッキから相剣師-莫邪を特殊召喚。
- 相剣師-莫邪の召喚・特殊召喚時の効果でトークンを生成。
- 相剣師-莫邪とトークンで相剣大師-赤霄をシンクロ召喚。
- シンクロ召喚成功時のタイミングで、チェーン1は相剣大師-赤霄、チェーン2が相剣師-莫邪となるように効果を発動。相剣大師-赤霄の効果で相剣軍師-龍淵をサーチ。
- 相剣軍師-龍淵の効果発動し、手札から相剣軍師-龍淵を特殊召喚しトークンを生成。
- 相剣軍師-龍淵とトークンで星10シンクロモンスターをシンクロ召喚。
相剣大師-赤霄のシンクロ召喚時のチェーンの組み方としてチェーン1は相剣大師-赤霄、チェーン2が相剣師-莫邪となるように効果を発動するのは、主に灰流うららから相剣大師-赤霄の効果を守り、星10シンクロに繋がる相剣軍師-龍淵をサーチするためです。
相剣対策
相剣師-莫邪の展開を止める
相剣の展開ルートは基本的に相剣師-莫邪から始まります。一旦相剣師-莫邪を使った相剣大師-赤霄のシンクロ召喚を決められてしまうと、それだけでアドバンテージを稼がれてしまいます。特にシンクロ召喚時の効果をチェーン1相剣大師-赤霄、チェーン2で相剣師-莫邪となるように発動されてしまうと、相剣軍師-龍淵を相剣大師-赤霄の効果でサーチするのを灰流うららで止めることができず、結果として星10シンクロモンスターまで一気に繋がれてしまいます。
そのためまずは相剣師-莫邪をサーチさせない、相剣師-莫邪を止めるというのが最も有効な対策になります。
灰流うららは最初のサーチである白の聖女エクレシアや龍相剣現に使い、無限泡影やエフェクト・ヴェーラーがあれば相剣師-莫邪をまずは止めます。
ニビルで止める
相剣の相剣師-莫邪から始めてレベル10シンクロモンスターで完結する展開ルートでは、レベル10のシンクロ召喚素材が揃った段階でちょうど5回目の召喚・特殊召喚を行うことになり、原始生命態ニビルで盤面をリセットすることができます。