制限改定で環境トップメタの交代
5月9日に制限改定がマスターデュエル史上初めての制限改定が実施されました。ドライトロン宣告者のキーパーツである弁天が制限になりました。
弁天
おそらく宣告者やドライトロン単体でテーマデッキ・ファンデッキを組むことはなるべく禁止せず、代わりにコンボを繰り返して最終的に制圧盤面ができあがることを危険視した結果、アルテメットデクレアラーなどを直接規制せずに弁天を抑えた、ということでしょう。
またエルドリッチで使える強力な除去カードである黄金郷のコンキスタドールが規制を受けました。これにより繰り返し除去カードを使う運用はできなくなりエルドリッチには大幅な弱体化になります。
永続罠
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードは発動後、通常モンスター(アンデット族・光・星5・攻500/守1800)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。このカードは罠カードとしても扱う。自分フィールドに「黄金卿エルドリッチ」が存在する場合、さらにフィールドの表側表示のカード1枚を選んで破壊できる。②:自分・相手のエンドフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「エルドリクシル」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。
一方で同じように好成績を誇った閃刀姫などは規制をうけず、相手の行動を制約して気持ちよくデュエルができなくなるテーマを中心に規制をかけたという意図がよめます。
規制の詳しい内容は制限改定(2022-05-09)初の制限改定でドライトロンとエルドリッチに大打撃をご覧ください。
リファインド・ブレードの新規カードが環境を揺るがす
リファインド・ブレードで実装されたカードの数々が早速環境を荒らしています。
一番の目玉はD-HERO デストロイフェニックスガイで、どんなデッキでもフュージョン・デステニーや捕食植物ヴェルテ・アナコンダから出せる毎ターン1枚除去と強力な再生効果が注目されほとんどすべてのテーマで採用されています。
モンスター
星8
[戦士族/融合/効果]
レベル6以上の「HERO」モンスター+「D-HERO」モンスター
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:相手フィールドのモンスターの攻撃力は、自分の墓地の「HERO」カードの数×200ダウンする。②:自分・相手ターンに発動できる。自分フィールドのカード1枚とフィールドのカード1枚を選んで破壊する。③:このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。次のターンのスタンバイフェイズに、自分の墓地から「D-HERO」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
また相剣が相剣師-莫邪など基本の展開に必要なカードが実装されて早速環境で活躍しています。
また罠ビート系のデッキでセットカードに破壊耐性をつけ火力をつける天獄の王も注目を浴びています。蠱惑魔を環境トップに押し上げたり、黄金郷のコンキスタドールを失ったエルドリッチを救済とまではいきませんが、罠中心のデッキの環境での存在感を高めています。
モンスター
星10
[岩石族/効果]
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分メインフェイズに発動できる。手札のこのカードを相手ターン終了時まで公開する。この効果で公開し続けている間、フィールドにセットされたカードは効果では破壊されない。②:セットされた魔法・罠カードが発動した場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。手札で公開されている状態でこの効果を発動した場合、さらにデッキから魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。そのカードは次のターンのエンドフェイズに除外される。