MasterDuel Notebook

エルドリッチ

改良版無課金エルドリッチ
初心者向け
烙印エルドリッチ
無課金エルドリッチ
初心者向け

目次

エルドリッチは強力な蘇生効果をもつ黄金卿エルドリッチと、それが場にいるときに強力な妨害効果をもつ黄金郷罠カードが中心のテーマです。妨害効果の黄金郷罠カードや黄金卿エルドリッチを特殊召喚するエルドリクシルカードは、共通して墓地効果でテーマのカードをサーチする効果を持っているのでリソースを途切れさせずに黄金卿エルドリッチを展開して戦うのが基本の動きです。

またモンスターは黄金卿エルドリッチ以外ほとんど採用しなくて済むので、場の効果モンスターを妨害するスキルドレインや展開を抑止する群雄割拠御前試合サモンリミッターなどを無理せず採用でき、罠ビートとして戦うことができるのがポイントです。

黄金卿エルドリッチ

モンスター
星10
[アンデット族/効果]
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:手札からこのカードと魔法・罠カード1枚を墓地へ送り、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを墓地へ送る。②:このカードが墓地に存在する場合、自分フィールドの魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。このカードを手札に加える。その後、手札からアンデット族モンスター1体を特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターは相手ターン終了時まで、攻撃力・守備力が1000アップし、効果では破壊されない。

黄金卿エルドリッチはこのデッキの中核カードです。手札にある時魔法・罠カードとともに墓地に送ることでフィールドのカードを墓地に送る除去効果と、墓地にいるときに場の魔法・罠を墓地に送って自身を蘇生する効果を持ちます(正確にいうと手札の別のアンデット族を展開することもできますが、純エルドリッチ構築では基本的に墓地から回収した黄金卿エルドリッチをそのまま召喚することになります)。

蘇生効果のコストは腐った魔法・罠カードでよいので、攻撃力が3500まで上がり破壊耐性がついている黄金卿エルドリッチを途切れなく展開できるのが強みになります。

エルドリクシルカード:エルドリッチを特殊召喚

エルドリクシルカードは場に黄金卿エルドリッチを特殊召喚するための魔法・罠カードになります。黄金卿エルドリッチは一旦手札、場、墓地に持ってくることができれば、あとは自身の効果でいくらでも蘇生できるので、よく使われるのはデッキから特殊召喚できる黒き覚醒のエルドリクシル紅き血染めのエルドリクシルになります。

また、エルドリクシルカードは共通効果で墓地から除外して黄金郷カードをデッキからセットする効果を持っています。

種類サーチ元
黒き覚醒のエルドリクシル通常魔法手札・デッキ
紅き血染めのエルドリクシル通常罠デッキ・墓地
白き宿命のエルドリクシル速攻魔法手札・墓地

黒き覚醒のエルドリクシル

通常魔法
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:手札・デッキからアンデット族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。自分フィールドに「エルドリッチ」モンスターが存在しない場合には、この効果で「エルドリッチ」モンスターしか特殊召喚できない。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。②:墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「黄金郷」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。

黒き覚醒のエルドリクシルは手札・デッキから黄金卿エルドリッチを特殊召喚することができます。

守備表示でしか特殊召喚することができないので展開して攻撃するという運用はできませんが、デッキから黄金卿エルドリッチをサーチできる重要な初動札の一枚です。

紅き血染めのエルドリクシル

通常罠
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分のデッキ・墓地からアンデット族モンスター1体を選んで特殊召喚する。自分フィールドに「エルドリッチ」モンスターが存在しない場合には、この効果で「エルドリッチ」モンスターしか特殊召喚できない。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。②:墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「黄金郷」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。

紅き血染めのエルドリクシルは墓地・デッキから黄金卿エルドリッチを特殊召喚することができます。

デッキから黄金卿エルドリッチをサーチする貴重な初動札であるだけでなく、墓穴の指名者などで相手が墓地にある黄金卿エルドリッチを除外しようとしたときにチェーンして墓地から回収するという運用ができます。

問題点としては、罠カードなのでどうしても発動までにセットする必要があり、ワンテンポ初動が遅れることになります。逆に罠カードなので墓地から除外して黄金郷カードをサーチする効果は、相手ターンに発動することもできます。相手のエンドフェイズに次の自分のターンに必要な妨害カードをセットしておけば自分のターンにサーチした黄金郷カードをすぐに使うという運用も可能です。

白き宿命のエルドリクシル

速攻魔法
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分の手札・墓地からアンデット族モンスター1体を選んで特殊召喚する。自分フィールドに「エルドリッチ」モンスターが存在しない場合には、この効果で「エルドリッチ」モンスターしか特殊召喚できない。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。②:自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「黄金郷」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。

白き宿命のエルドリクシルは発動タイミングの自由度が高い速攻魔法で黄金卿エルドリッチを特殊召喚できるのは魅力ですが、黄金卿エルドリッチをデッキからサーチするカードとしては使うことができず、採用されることはほかの2枚のエルドリクシルカードよりも少ないです。

名推理隣の芝刈りなどの墓地肥やしエンジンをデッキに組み込む場合には墓地効果を積極的に使うために採用されます。

黄金郷カード:妨害効果付き罠モンスター

黄金郷カードは発動後モンスターカード扱いで場に特殊召喚される永続罠カードと黄金卿エルドリッチ専用のカウンター罠である永久に輝けし黄金郷があります。いずれもエルドリクシルカードでサーチすることができます。

また、黄金郷永続罠カードは共通効果でエンドフェイズに除外することでデッキからエルドリクシルカードをサーチする効果があり、永続罠で妨害したあとに次の黄金卿エルドリッチ展開の準備をすることができます。

金郷のコンキスタドール

永続罠
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードは発動後、通常モンスター(アンデット族・光・星5・攻500/守1800)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。このカードは罠カードとしても扱う。自分フィールドに「黄金卿エルドリッチ」が存在する場合、さらにフィールドの表側表示のカード1枚を選んで破壊できる。②:自分・相手のエンドフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「エルドリクシル」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。

黄金郷のコンキスタドール黄金卿エルドリッチが存在する場合に特殊召喚されるとフィールドの表側表示のカードを対象をとらずに破壊する強力な除去効果を持っています。対象にとれない耐性を持つカードも貫通してフリーチェーンで除去ができるので大型モンスターもこれ一枚で返すことができる可能性があります。

黄金郷のワッケーロ

永続罠
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードは発動後、通常モンスター(アンデット族・光・星5・攻1800/守1500)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。このカードは罠カードとしても扱う。自分フィールドに「黄金卿エルドリッチ」が存在する場合、さらに自分・相手の墓地のカード1枚を選んで除外できる。②:自分・相手のエンドフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「エルドリクシル」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。

黄金郷のワッケーロ黄金卿エルドリッチが存在する場合に特殊召喚されると墓地のカードを除外することができます。相手の墓地利用にチェーンして妨害するという運用が効果的です。

また攻撃力が1800とそこそこあるので、黄金卿エルドリッチが引けないときのビートダウンで活躍することもできます。

黄金郷のガーディアン

永続罠
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードは発動後、通常モンスター(アンデット族・光・星8・攻800/守2500)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する。このカードは罠カードとしても扱う。自分フィールドに「黄金卿エルドリッチ」が存在する場合、さらにフィールドの表側表示モンスター1体を選んで攻撃力を0にできる。②:自分・相手のエンドフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「エルドリクシル」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。

黄金郷のガーディアン黄金卿エルドリッチが存在する場合に特殊召喚されるとモンスターの攻撃力を対象をとらずに0にする効果を持ちます。ほかの黄金郷永続罠にくらべてやや見劣りする効果ですが、効果破壊に耐性をもつカードを戦闘破壊することもできるようになるためデッキに1枚だけ採用して必要なときにエルドリクシルカードでサーチするという運用がなされることがあります。

また守備力が2500と高いので黄金卿エルドリッチが引けるまでこのカードで戦闘を耐え、このカードが除去され次第墓地効果でエルドリクシルカード経由で黄金卿エルドリッチをサーチするという初動補助にも役立ちます。

永久に輝けし黄金郷

カウンター罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分フィールドに「エルドリッチ」モンスターが存在し、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、自分フィールドのアンデット族モンスター1体をリリースして発動できる。その発動を無効にし破壊する。

永久に輝けし黄金郷黄金卿エルドリッチが存在するときにアンデット族をリリースして発動できる万能カウンター罠カードです。効果を使ったあとの黄金郷永続罠モンスターもコストに使えます。

呪われしエルドランド]

永続魔法
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分はアンデット族モンスターでしか攻撃宣言できない。②:800LPを払って発動できる。デッキから「エルドリッチ」モンスター1体または「黄金郷」魔法・罠カード1枚を手札に加える。③:このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「エルドリッチ」モンスター1体または「黄金郷」魔法・罠カード1枚を墓地へ送る。

呪われしエルドランドはライフを800支払ってデッキから黄金郷カードをサーチする効果と墓地に落ちたときに黄金卿エルドリッチか黄金郷カードを墓地に送る効果を持ちます。

安定して妨害効果をもつ黄金郷カードをサーチすることができるのでリソースの削りあいを有利に進めることができるようになります。

基本的には毎ターン効果を発動してアドバンテージを稼いでいきますが、フィールド上から墓地に送られたときに墓地効果のために黄金卿エルドリッチや黄金郷カードを墓地におくることもできるので、場合によっては黄金卿エルドリッチ蘇生のコストに使用することもあります。

使用頻度の低い他のテーマカード

黄金狂エルドリッチ

モンスター
星10
[アンデット族/融合/効果]
「エルドリッチ」モンスター+レベル5以上のアンデット族モンスター このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、カード名を「黄金卿エルドリッチ」として扱う。②:フィールドのこのカードは戦闘・効果では破壊されない。③:自分フィールドのアンデット族モンスター1体をリリースし、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのコントロールを得る。そのモンスターはターン終了時まで、攻撃できず、効果を発動できない。

黄金狂エルドリッチはエルドリッチテーマ唯一の融合モンスターで、黄金卿エルドリッチと黄金郷カードの二枚での融合召喚が基本的な召喚方法になります。

破壊耐性とコントロール奪取の強力な効果をもつものの融合カードの採用によって事故率があがるのであまり積極的にこのカードが採用されることはありません。むしろ超融合を使って相手の黄金卿エルドリッチやアンデット族を除去するという運用がなされることが多く、エルドリッチ同士の対戦では注意を払う必要があります。

相性のいいカード

純粋なエルドリッチテーマは高い攻撃力と耐性のある黄金卿エルドリッチを途切れなく展開できるという魅力はありますが、エルドリッチデッキがプラチナ帯でも安定的に活躍できるのは、多くの妨害カードを無理なく採用できることにあります。こうした妨害罠カードは相手のデッキによっては効果はいまひとつですが、それでも最悪黄金卿エルドリッチ再生のためのコストにすることができるので腐ることもありません。

例えば、スキルドレインはフィールド上のモンスター効果を封殺しますが、黄金卿エルドリッチの手札効果と墓地効果は一切影響を受けないこと、黄金郷罠モンスターには影響がないことから自分には影響なく採用することができます。

スキルドレイン

永続罠
1000LPを払ってこのカードを発動できる。①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。

また黄金卿エルドリッチと黄金郷罠モンスターは光属性アンデット族で統一されているので、群雄割拠御前試合といった種族統一、属性統一を強制する妨害カードも無理なく採用できます。

群雄割拠と御前試合

永続罠
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いのフィールドにそれぞれ1種類の種族のモンスターしか表側表示で存在できない。お互いのプレイヤーは自身のフィールドの表側表示モンスターの種族が2種類以上の場合には1種類になるように墓地へ送らなければならない。

永続罠
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いのフィールドにそれぞれ1種類の属性のモンスターしか表側表示で存在できない。お互いのプレイヤーは自身のフィールドの表側表示モンスターの属性が2種類以上の場合には1種類になるように墓地へ送らなければならない。

王宮の勅命

永続罠
このカードのコントローラーはお互いのスタンバイフェイズ毎に700LPを払う。700LP払えない場合このカードを破壊する。①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、フィールドの全ての魔法カードの効果は無効化される。

エルドリクシルカードや呪われしエルドランドなど魔法カードも採用しますが、比重がやや小さいので王宮の勅命もよく採用されます。邪魔になっても黄金卿エルドリッチ蘇生のコストとして能動的に魔法無効の状態を解除することもできます。

エルドリッチをデッキからサーチする

黄金卿エルドリッチは一旦引くなり墓地に送るなりしてしまえば、後はいくらでも自己再生することができるのでまずはとにかく引き当てること、墓地に送ることが重要になります。

紅き血染めのエルドリクシル黒き覚醒のエルドリクシルといったテーマカードはもちろんおろかな埋葬など枠を広げてさまざまなカードを採用することが初動の安定につながります。

ユニゾンビ

モンスター
星3
[アンデット族/効果/チューナー]
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。手札を1枚捨て、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。②:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。この効果の発動後、ターン終了時までアンデット族以外の自分のモンスターは攻撃できない。

ユニゾンビはデッキからアンデット族モンスターを墓地に送ってレベルを操作できるチューナーモンスターです。これで黄金卿エルドリッチを墓地に送りそのまま蘇生すればハリラドン展開に繋げることもできます。

グローアップ・ブルーム

モンスター
星1
[アンデット族/効果/チューナー]
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが墓地へ送られた場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキからレベル5以上のアンデット族モンスター1体を手札に加える。フィールドゾーンに「アンデットワールド」が存在する場合、手札に加えず特殊召喚する事もできる。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はアンデット族モンスターしか特殊召喚できない。

グローアップ・ブルームは墓地に送られた場合に自身を除外してデッキから上級アンデット族モンスターをサーチする効果を持っています。

名推理

通常魔法
①:相手は1~12までの任意のレベルを宣言する。通常召喚可能なモンスターが出るまで自分のデッキの上からカードをめくり、そのモンスターのレベルが宣言されたレベルと同じ場合、めくったカードを全て墓地へ送る。違った場合、そのモンスターを特殊召喚し、残りのめくったカードは全て墓地へ送る。

名推理は通常召喚可能なモンスターが出るまでデッキからカードをめくり、相手が指定したレベルでなければそのモンスターを特殊召喚する効果を持ちます。相手がレベル10を指定した場合には特殊召喚できずに墓地に送られてしまいますが、黄金卿エルドリッチは簡単に蘇生できるためこの不安定さも特に気になりません。

また、それまでにめくった魔法・罠カードは墓地に送られるため、墓地にエルドリクシルや黄金郷カードが溜まり墓地効果でさらにアドバンテージに繋げることもできます。

ドーハスーラとアンデットワールド

紅き血染めのエルドリクシルなどエルドリクシルカードは基本的には黄金卿エルドリッチの特殊召喚に使われますが、実は場に黄金卿エルドリッチさえいればアンデット族モンスター全体に特殊召喚の幅を広げることができます。

黄金卿エルドリッチの召喚条件やメタ型の罠カードとの相性を考えて、この型のエルドリッチデッキで注目を集めているのが死霊王 ドーハスーラです。

モンスター
星8
[アンデット族/効果]
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:「死霊王 ドーハスーラ」以外のアンデット族モンスターの効果が発動した時に発動できる(同一チェーン上では1度まで)。以下の効果から1つを適用する。このターン、自分の「死霊王 ドーハスーラ」の効果で同じ効果を適用できない。 ●その効果を無効にする。 ●自分または相手の、フィールド・墓地のモンスター1体を除外する。 ②:フィールドゾーンに表側表示でカードが存在する場合、お互いのスタンバイフェイズに発動できる。墓地のこのカードを守備表示で特殊召喚する。

アンデット族モンスターの効果を発動したときに発動できる効果は黄金卿エルドリッチにも発動できるため、黄金卿エルドリッチの蘇生に併せて相手のモンスターを除外することができます。

アンデットワールドを併用すればスタンバイフェイズごとにフィールド魔法があれば墓地から蘇生することができる効果が使えるようになり、さらに場・墓地のモンスターをアンデット族になるので死霊王 ドーハスーラの効果を相手のモンスター効果の無効のためにも活用することができます。

フィールド魔法
①:フィールドの表側表示モンスター及び墓地のモンスターは全てアンデット族になる。②:お互いはアンデット族モンスターしかアドバンス召喚できない。

ほかにもアンデットワールド単体が種族縛りがあるような効果や召喚条件をもつテーマやアドバンス召喚に強く出れるようになり、メタ性能をさらに高めることができるようになります。

例えば環境トップクラスのデッキだと、ふわんだりぃずの鳥獣族が召喚されたときに除外されている自身を回収する効果やアドバンス召喚をこのカード1枚で封殺することができます。

モンスター
星1
[鳥獣族/効果]
このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、この効果を発動するターン、自分はモンスターを特殊召喚できない。①:このカードが召喚に成功した場合に発動できる。デッキからレベル4以下の鳥獣族モンスター1体を手札に加える。その後、鳥獣族モンスター1体を召喚できる。②:表側表示のこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。③:このカードが除外されている状態で、自分フィールドに鳥獣族モンスターが召喚された場合に発動できる。このカードを手札に加える。

アンデットワールド屍界のバンシーでサーチすることも可能なので、おろかな埋葬ユニゾンビなど黄金卿エルドリッチを墓地に送るエンジンを転用すれば間接的にサーチすることも可能です。

エルドリッチのEXデッキ考

エルドリッチ黄金卿エルドリッチを途切れなく展開しながら罠カードで相手の行動を制限するのが特徴になり、EXデッキの比重はかなり小さくなっています。そのためマスターデュエル開始時にはかなり安く構築できるデッキとして注目を集めていました。

しかし、基本使用しないからといって疎かにしているとあと1歩のところで差がつくことがあるのも事実です。

超弩級砲塔列車グスタフ・マックス

モンスター
星10
[機械族/エクシーズ/効果]
レベル10モンスター×2 ①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。相手に2000ダメージを与える。

超弩級砲塔列車グスタフ・マックスはランク10のエクシーズモンスターでエクシーズ素材を取り除くことで相手に2000ダメージを与える効果を持ちます。

攻撃を封じられたり、またバトルフェイズでライフを削り切れなかったりしたとき、黄金卿エルドリッチ2枚で特殊召喚して「あと一歩」のダメージを与えることができる超弩級砲塔列車グスタフ・マックスはEXデッキに入れておくと重宝します。

強欲で金満な壺と金満で謙虚な壺

逆にエクストラデッキに依存しないことを逆手にとって強欲で金満な壺金満で謙虚な壺といったエクストラデッキを犠牲に手札を増強するカードも採用できます。

通常魔法
①:自分メインフェイズ1開始時に、自分のEXデッキの裏側表示のカード3枚または6枚をランダムに裏側表示で除外して発動できる。除外したカード3枚につき1枚、自分はデッキからドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分はカードの効果でドローできない。

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分はカードの効果でドローできない。①:自分のEXデッキのカード3枚または6枚を裏側表示で除外して発動できる。除外した数だけ自分のデッキの上からカードをめくり、その中から1枚を選んで手札に加え、残りのカードを好きな順番でデッキの一番下に戻す。このカードの発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは半分になる。