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ヌメロン

【シンクロエクシーズ】ヌメロン

目次

ヌメロンヌメロン・ネットワークの効果で特殊召喚できる4体の機械族エクシーズモンスターで後攻1キルを目指すテーマです。後攻1キルができない場合には4体のモンスターを使ってリンク召喚やさらなるエクシーズ召喚に繋げて制圧に繋げることも可能です。

デュエルがかなり高速に進むのでデュエル回数が重要なイベントでは特によく採用されます。

動きは単調なので初心者にも扱いやすくはありますが、使いこなせるようになってもアドバンテージを取り合う駆け引きなど遊戯王の基本的な技術が身につかないので、あまり初心者にはおススメしていません。

ヌメロン1キルの仕組み

ヌメロン1キルの本質的な初動はヌメロン・ネットワークの1枚のみです。

フィールド魔法
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分メインフェイズに、発動条件を満たしている「ヌメロン」通常魔法カード1枚をデッキから墓地へ送って発動できる。この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。②:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分フィールドの「ヌメロン」XモンスターがX素材を取り除いて効果を発動する場合、X素材を取り除かずに発動する事もできる。

このカードはデッキからヌメロン魔法カードを墓地に送ってその効果を適用する効果を持ちます。この効果でヌメロン・ダイレクトの効果を適用して4体のエクシーズモンスターを特殊召喚できます。この4体はカード名以外のステータスはすべて同じで、共通して戦闘では破壊されず、モンスターと戦闘すると見方のヌメロンモンスターの攻撃力を倍にする効果を持ちます。

攻撃力ランク

まとめると

  1. ヌメロン・ネットワークを発動
  2. ヌメロン・ネットワークヌメロン・ダイレクトの効果を適用、モンスターを4体特殊召喚
  3. モンスターと戦闘すると攻撃力を倍にする効果で攻撃力を上げる効果で攻撃力を高めながら攻撃する

の手順になります。

相手にモンスターがいない場合には、ヌメロンエクシーズモンスターの攻撃力を倍にする効果を使えず、もとの攻撃力合計4000では直接攻撃しても1キルには届きません。その場合にはリミッター解除で攻撃力を上げることで合計攻撃力を8000に押し込んだり、ヌメロンエクシーズモンスターを素材にリンク召喚やエクシーズ召喚を展開することで返しのターンに備えることになります。

1キルの準備

ヌメロン1キルはとりあえずヌメロン・ネットワークから始まる展開を通すことができればそれだけで勝てます。なのでヌメロン・ネットワークをなんとか引き込んで、相手の妨害できるカードをうまく取り除くことにデッキの枠のほとんどを使います。

ヌメロン・ネットワークのサーチ

ヌメロン・ネットワークはフィールド魔法カードなのでさまざまなフィールド魔法サポートを受けることができます。後攻1キルを目指す以上罠カードのメタバースを使うことはできませんが、それでもテラ・フォーミング、ついで惑星探査車が使用されます。

通常魔法
①:デッキからフィールド魔法カード1枚を手札に加える。

また、ヌメロン・ネットワークには専用のサーチ効果を持ったヌメロン・ウォールがあります。場・手札から捨てることでデッキからヌメロン・ネットワークを発動することができます。

モンスター
星1
[悪魔族/効果]
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:「ヌメロン・ウォール」以外のカードが自分フィールドに存在しない場合、手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。手札・デッキから「ヌメロン・ネットワーク」1枚を選んで発動する。この効果は相手ターンでも発動できる。②:自分が戦闘ダメージを受けた時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、そのダメージステップ終了後にバトルフェイズを終了する。

このヌメロン・ウォールをサーチするカードも間接的にヌメロン・ネットワークをサーチするカードとして機能します。代表的なカードとしてはわらしべ長者の容量でデッキから任意のモンスターをサーチするスモール・ワールドや手札を1枚でデッキから星1のモンスターを特殊召喚するワン・フォー・ワンが良く採用されます。

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:手札のモンスター1体を相手に見せる。見せたモンスターの種族・属性・レベル・攻撃力・守備力の内、1つのみが同じモンスター1体をデッキから選んで確認し、手札から見せたモンスターを裏側表示で除外する。さらに確認したカードと種族・属性・レベル・攻撃力・守備力の内、1つのみが同じモンスター1体をデッキから手札に加え、デッキから確認したカードを裏側表示で除外する。

通常魔法
①:手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。

壊獣などで相手のモンスターを除去

フルール・ド・バロネスなど妨害効果を持った

この特殊召喚モンスターでは烈風の結界像を意識して風属性の怪粉壊獣ガダーラがよく採用されます。鉄獣戦線LLなど王神鳥シムルグを簡単に呼び込めるデッキやふわんだりぃずなど環境上位デッキでよく採用されるため

モンスター
星4
[鳥獣族/効果]
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いは風属性モンスターしか特殊召喚できない。

また壊獣のなかでは攻撃力がもっとも低い海亀壊獣ガメシエルは相手に渡したときに害が最も小さいので人気です。

特徴
溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム2体同時に除去できる
海亀壊獣ガメシエル特殊召喚モンスターのうちもっとも攻撃力が低い
怪粉壊獣ガダーラ烈風の結界像でのロックを突破できる

魔法・罠の除去

現代遊戯王では攻撃反応型の罠カードが使われることは稀ですが、代わりにこちらの行動を妨害するカードは豊富なのでヌメロン1キルの動きをはじめるために相手の魔法・罠カードを除去する必要があります。ハーピィの羽根帚ライトニング・ストームのような汎用必須カードの他にもツインツイスターも採用候補にのぼります。

通常魔法
①:相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分フィールドに表側表示のカードが存在しない場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。●相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊する。●相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

魔法
①:手札を1枚捨て、フィールドの魔法・罠カードを2枚まで対象として発動できる。そのカードを破壊する。

1キルできなかった時の動き

相手がバトルフェイズ中にモンスターを追加で特殊召喚できた場合などには1キルが失敗することもあります。挽回の方法としては主に2通りあります。

  1. CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャで押し切る
  2. 耐性や制圧が優秀な大型リンクモンスターで戦う

モンスター
星2
[機械族/エクシーズ/効果]
レベル2モンスター×4このカードは自分フィールドの「No.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカム」の上に重ねてX召喚する事もできる。1:このカードがX召喚に成功した場合に発動する。フィールドのモンスターを全て除外する。2:このカードが除外された場合、次の自分スタンバイフェイズに発動できる。除外されているこのカードを特殊召喚する。自分のフィールドゾーンに「ヌメロン・ネットワーク」が存在する場合、さらに除外されている自分・相手のXモンスターの攻撃力の合計分のダメージを相手に与える。

CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャヌメロン・ネットワークで出すNo.1 ゲート・オブ・ヌメロン-エーカムに重ねてエクシーズ召喚することができるエクシーズモンスターで特殊召喚時にフィールドのモンスターをすべて除外し、次の自分のスタンバイフェイズに帰還する効果を持っています。この際、場にヌメロン・ネットワークがあれば除外されているエクシーズモンスターの攻撃力の合計のダメージを与えることができます。1ターン耐える必要がありますが、ヌメロン・ネットワークさえ残っていれば3000のダメージを与えることができるので最後の押し込みには十分有用です。

また、ヌメロン・ネットワークで特殊召喚した4体のヌメロンを使って大型リンクモンスターをリンク召喚することで残りのゲームを戦う場合も多いです。完全耐性の無限起動要塞メガトンゲイル、対象にならず特殊召喚モンスターとの戦闘で圧倒的に有利な双穹の騎士 アストラム、モンスター効果を無効にできる召命の神弓-アポロウーサが特によく採用されます。

モンスター
星3
[機械族/リンク/効果]
Xモンスター3体 このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、このカード及びXモンスター以外のモンスターの効果を受けず、Xモンスター以外のモンスターとの戦闘では破壊されない。②:自分の墓地のXモンスター1体と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。その墓地のXモンスターを特殊召喚し、その相手のカードを下に重ねてX素材とする。この効果の発動後、ターン終了時まで相手が受ける全てのダメージは半分になる。

モンスター
星4
[サイバース族/リンク/効果]
EXデッキから特殊召喚されたモンスター2体以上1:リンク召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、このカードは相手の効果の対象にならず、相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。2:このカードが特殊召喚されたモンスターと戦闘を行うダメージ計算時に1度、発動できる。このカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、その相手モンスターの攻撃力分アップする。3:リンク召喚したこのカードが相手によって墓地へ送られた場合に発動できる。フィールドのカード1枚を選んで持ち主のデッキに戻す。

モンスター
星4
[天使族/リンク/効果]
トークン以外のカード名が異なるモンスター2体以上 このカードの③の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。①:「召命の神弓-アポロウーサ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。②:このカードの元々の攻撃力は、このカードのリンク素材としたモンスターの数×800になる。③:相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。このカードの攻撃力を800ダウンし、その発動を無効にする。

ヌメロン出張の可能性

ヌメロンはエクストラデッキの枠を大量に消費する代わりにメインデッキで実際に必要になるのはヌメロン・ネットワークヌメロン・ダイレクトのみで、1キルから大型リンクモンスター展開までこなすことができます。ふつうはこの1キルの成功率を高めるためのカードをふんだんに投入するわけですが、その枠に他のテーマを使いある種の混合デッキを構築することもできます。

また、ヌメロンデッキの大型リンクモンスターといえば無限起動要塞メガトンゲイル双穹の騎士 アストラム召命の神弓-アポロウーサが多いですが、混合デッキの場合手札交換が強力な鎖龍蛇-スカルデットも選択肢に入ります。

モンスター
星4
[ドラゴン族/リンク/効果]
カード名が異なるモンスター2体以上 ①:このカードは、このカードのリンク素材としたモンスターの数によって以下の効果を得る。 ●2体以上:このカードのリンク先にモンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動する。そのモンスターの攻撃力・守備力は300アップする。 ●3体以上:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。手札からモンスター1体を特殊召喚する。 ●4体:このカードがリンク召喚に成功した時に発動できる。自分はデッキから4枚ドローし、その後手札を3枚選んで好きな順番でデッキの下に戻す。

注意点としては、出張先として相性がいいテーマが非常に限られることです。メイン枠は最低限に抑えることができても、エクストラデッキの枠を大量に消費するため多くの展開型デッキには採用することができません。また、特殊召喚を使うためエクストラデッキの枠が余っていてもふわんだりぃずとは混合することができません。