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サンダー・ドラゴン

サンドラプランキッズ
烙印サンダー・ドラゴン

目次

サンダー・ドラゴンは手札から捨てたり除外することでサーチなどの効果を発揮するモンスターを使った融合テーマです。おそらく古のサンダー・ドラゴンが手札から捨てることでサンダー・ドラゴンをサーチして双頭の雷龍の融合に繋げたり、肥やした墓地を利用してカオス・ソルジャー -開闢の使者-などのモンスターを展開する動きをしていたことが由来になっています。

現代ではサンダー・ドラゴン融合モンスターは出しやすい割に強力な効果をもっているのが魅力で、環境トップとは言わないまでも上位に食い込む実力のあるテーマとなっています。

強力な融合モンスター

サンダー・ドラゴン融合モンスターは通常の融合やテーマ専用の融合魔法カード雷龍融合でも特殊召喚できますが、それとは別にEXデッキから直接特殊召喚できる別の特殊召喚方法もあります。こちらは条件が緩く、特に超雷龍-サンダー・ドラゴンはかなり気軽に強力なロック効果をもった上級モンスターを展開できるので、初動はこれを立てるのがこのテーマの重要なルートになります。

超雷龍-サンダー・ドラゴン

モンスター
星8
[雷族/融合/効果]
「サンダー・ドラゴン」+雷族モンスター このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。●雷族モンスターの効果が手札で発動したターン、融合モンスター以外の自分フィールドの雷族の効果モンスター1体をリリースした場合にEXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手はドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事ができない。②:このカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに自分の墓地の雷族モンスター1体を除外できる。

超雷龍-サンダー・ドラゴンは、手札で雷族モンスターが効果を発動したターンに場の雷族モンスターをリリースすることで特殊召喚できる融合モンスターです。もちろん、雷龍融合などをつかって普通に融合召喚することもできます。

魅力的なのはその永続効果で、場に存在する限り相手のドロー以外でのデッキからカードを手札に加える一切の行為を禁止します。現代遊戯王ではまず初動札をつかってキーカードをサーチして展開していくテーマが多く、これ一枚で機能停止に陥るようなデッキも少ないない強力な制圧効果です。墓地の雷族を除外して破壊を免れる破壊耐性をもっており場持ちよく相手のサーチを封じ続けることができます。

雷神龍-サンダー・ドラゴン

モンスター
星10
[雷族/融合/効果]
「サンダー・ドラゴン」モンスター×3 このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。●手札の雷族モンスター1体と、「雷神龍-サンダー・ドラゴン」以外の自分フィールドの雷族の融合モンスター1体を除外した場合にEXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。①:雷族モンスターの効果が手札で発動した時に発動できる(ダメージステップでも発動可能)。フィールドのカード1枚を選んで破壊する。②:このカードが効果で破壊される場合、代わりに自分の墓地のカード2枚を除外できる。

雷神龍-サンダー・ドラゴンは、手札と場の雷族融合モンスターを除外することで特殊召喚できる融合モンスターで、手札の雷族モンスター効果の発動に反応して場のカードを破壊できる効果を持っています。単純に継続的に除去でアドバンテージを稼ぐこともできますし、雷電龍-サンダー・ドラゴン雷源龍-サンダー・ドラゴンといった相手ターンにも手札から効果を発動できる雷族モンスターを活用すれば相手の動きに合わせてカードを破壊して妨害につなげることもできます。

墓地のカードを2枚除外することで破壊を免れることができるので、再利用しない魔法カードなどを使えば実質ノーコストで強力なモンスターを場に残すことができます。

サンダー・ドラゴンモンスター

メインデッキに投入できるサンダー・ドラゴンモンスターは若干の違いはあるものの

  • 手札から捨てることで発動できる効果
  • 除外されるかフィールドから墓地に行くかで発動する効果

の2つを持っています。

手札から捨てて発動除外・墓地送りで効果発動
サンダー・ドラゴン同名カードをサーチなし
雷源龍-サンダー・ドラゴン雷族の攻撃力を500アップ同名カードをサーチ
雷電龍-サンダー・ドラゴン同名カードをサーチ同名以外のサンダー・ドラゴンをサーチ
雷鳥龍-サンダー・ドラゴンサンダー・ドラゴンモンスターを蘇生・帰還手札入れ替え
雷獣龍-サンダー・ドラゴンサンダー・ドラゴンカードを回収デッキからサンダー・ドラゴンをリクルート

手札から発動する効果は超雷龍-サンダー・ドラゴンの召喚条件を満たしたり雷神龍-サンダー・ドラゴンの破壊効果の発動条件になったりと、テーマデッキでの融合モンスターと重要なシナジーを持っています。特に手札から捨てることで発動できる効果の、雷神龍-サンダー・ドラゴンとのコンボで特質すべき点をあげると

という特徴があり、相手ターンに相手の場を荒らしたり、何度も効果を使って複数枚カードを破壊するなどの運用も可能です。

雷龍融合

通常魔法
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分のフィールド・墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、雷族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを持ち主のデッキに戻し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。②:墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから雷族モンスター1体を手札に加える。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

雷龍融合は雷族専用の融合魔法で、場・墓地の素材をデッキに戻すことで融合召喚することができます。サンダー・ドラゴンカードとしても扱われるので、雷電龍-サンダー・ドラゴンの除外された時の効果でデッキから手札に呼び込むことも可能です。また、素材がデッキに戻るのでサンダー・ドラゴンモンスター共通のデッキからサーチする効果が再び使えるようになります。

サーチ&手札増強

闇の誘惑

通常魔法
①:自分はデッキから2枚ドローし、その後手札の闇属性モンスター1体を除外する。手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地へ送る。

闇の誘惑はデッキからカードを2枚ドローした後に手札の闇属性モンスターを除外する強力な手札交換カードです。

サンダー・ドラゴンモンスターの中には雷電龍-サンダー・ドラゴン雷獣龍-サンダー・ドラゴンといった闇属性モンスターも多く、しかも除外されたときに効果を発動できるものもあるため手札交換を超えて一気に手札を増やすことができます。

封印の黄金櫃

通常魔法
①:デッキからカード1枚を選んで除外する。このカードの発動後2回目の自分スタンバイフェイズに、この効果で除外したカードを手札に加える。

封印の黄金櫃はデッキからカードを除外してそのカードを2ターン後に手札に加える万能サーチカードですが、サンダー・ドラゴンでは雷電龍-サンダー・ドラゴンを除外してサンダー・ドラゴンカードをサーチする手段として活躍します。

孤高除獣

モンスター
星4
[獣族/効果]
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚に成功した時、手札からモンスター1体を除外して発動できる。デッキからそのモンスターと同じ種族のモンスター1体を除外する。②:このカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合、除外されている自分のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。

孤高除獣は召喚時に手札のモンスターを除外し、さらに同じ種族のモンスターをデッキから除外する効果をもった下級モンスターです。手札やデッキから雷神龍-サンダー・ドラゴン雷電龍-サンダー・ドラゴンを除外して、それぞれの除外時の効果で一気に手札を増強することができます。

また、破壊された時には除外されているモンスターを回収できるので、再びサンダー・ドラゴンの展開に繋げることもできます。

ネメシス・コリドー

モンスター
星4
[雷族/効果]
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:「ネメシス・コリドー」以外の除外されている自分のモンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターをデッキに戻す。②:「ネメシス・コリドー」以外の除外されている自分の「ネメシス」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。

ネメシス・コリドーは除外されているモンスターをデッキに戻すことで手札から特殊召喚できる雷族モンスターです。この特殊召喚効果は手札で発動するため、超雷龍-サンダー・ドラゴンの特殊召喚条件である「手札で雷族モンスターの効果を発動」と「雷族リリース要因を場に用意」の2つをこのカード1枚で満たすことができます。

また、除外されている雷族をデッキに戻せばデッキからカードを手札に加えるサンダー・ドラゴンモンスターの効果を存分に引き出すのにも役立ちます。

出張パーツとしてのサンダー・ドラゴン

プランキッズ

プランキッズ
テーマ解説:プランキッズ

プランキッズはリンク召喚と融合召喚を多様するテーマで、素材になると別のプランキッズモンスターをデッキから特殊召喚できる共通効果を活かして息切れしない展開を行えるのが特徴です。このコンセプト自体にサンダー・ドラゴンとの直接的な関係はありませんが、2テーマ間の細かなシナジーが多く併せて採用することでお互いのテーマの動きを存分に活用できるようになります。

プランキッズ・ロックプランキッズの融合・リンク素材になることで手札を1枚除外して1枚ドローする手札交換効果を持っています。ここで、除外されることで効果を発動するサンダー・ドラゴンモンスターをコストにすることで、手札交換と追加の効果の両方でアドバンテージを稼ぐことができます。

雷龍融合サンダー・ドラゴンカードではありますが、融合召喚できるのはサンダー・ドラゴンに限らず雷族モンスターであれば何でも融合召喚できます。プランキッズの切り札プランキッズ・ハウスバトラーも雷族モンスターで、墓地に融合素材がたまるプランキッズであれば難なくプランキッズ・ハウスバトラーを融合召喚できるようになります。

墓地・除外にあるプランキッズも同時にデッキに戻るためプランキッズの次の展開にもつながります。

また墓地の雷龍融合を除外すればプランキッズ・パルスをサーチすることもできます。プランキッズは1枚初動なのでこれだけでプランキッズ展開をはじめることができます。

モンスター
星2
[植物族/リンク/効果]
効果モンスター2体 このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターはターン終了時まで闇属性になる。②:2000LPを払い、「融合」通常・速攻魔法カードまたは「フュージョン」通常・速攻魔法カード1枚をデッキから墓地へ送って発動できる。この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。

捕食植物ヴェルテ・アナコンダはデッキから融合カードを墓地に送って融合召喚できる強力なリンクモンスターで、雷龍融合をデッキから発動できる点はかなり優秀ですが、リンク召喚には2体の効果モンスターを使用します。決して高いハードルではありませんが、上級モンスターが多くモンスターを並べるような展開をしないサンダー・ドラゴンではコストに見合った活躍をしてくれません。

そこで展開力のあるプランキッズ捕食植物ヴェルテ・アナコンダを呼び出すようにすれば比較的安いコストで、状況に応じてプランキッズ・ハウスバトラーサンダー・ドラゴン融合モンスターを出しわけることができます。

ネメシス・コリドー活用型

ネメシス・コリドーを使って1枚で超雷龍-サンダー・ドラゴンの召喚条件を満たすコンボは必要なコンボカードがほとんどないため様々なテーマデッキに出張して採用することができます。

安定して除外カードがあるようなデッキであれば、デッキに数枚のネメシス・コリドーを入れてEXデッキに超雷龍-サンダー・ドラゴンを1枚さしておくだけで、たまたまネメシス・コリドーが手札にこれば即座に相手のサーチを妨害する強力な効果を持った上級モンスターに簡単にアクセスできます。

スピードロイド電脳堺といったテーマでは採用を検討できます。